インフルエンザの教科書

家族がインフルエンザにかかってしまうと、みるみる内に全員が!なんてこともあります。日頃のうがい手洗いや清潔を心がけましょう。特に小さな子供には注意が必要です。ちゃんと正しい知識で教育をしておきましょう。

まずはインフルエンザについて知ろう

インフルエンザは、インフルエンザウイルスに感染する事で発症する感染症であり、1日~3日間の潜伏期間を経て発症し、発症後48時間でウイルス増殖のピークを迎え、以後形成された抗体により徐々にウイルスが死滅し7日~10日程度で治癒します。流行期間としては、12月から感染者数が増加し始め、1月が感染者数のピークとなります。症状としては、38℃を超える高熱や頭痛、体の節々の痛みなどの全身症状が発症し、病状が重症化すると肺炎やインフルエンザ脳症などの合併症を発症する事もあります。インフルエンザの治療薬としては、一般的にタミフルやリレンザなどのノイラミニダーゼ阻害剤が処方され、パンデミック時にノイラミニダーゼ阻害剤の効力が認められない場合に限りアビガンが処方されます。ノイラミニダーゼ阻害剤は、増殖したウイルスの遊離を促進するノイラミニダーゼに作用する事で感染細胞内に増殖したウイルスを封じ込め増殖を抑制します。
インフルエンザの予防は、予防接種に加え外出後の手洗いとうがい、マスクの着用の慣行、十分な休養とバランスのよい食生活、室内を適切な湿度に維持などが有効とされています。特に予防接種は、WHOが推奨するウイルス株を参考に日本国内の流行傾向にあったウイルス株を選択しているので、予防効果が高く感染した場合も重症化を避ける事が出来ます。しかし、インフルエンザは、増殖時の遺伝子情報のミスコピーが多く人の1,000倍の確率で抗原性連続変異を繰り返している為予防効果が低い年もあり、何十年に1度の頻度で抗原性不連続変異が発生し、ワクチンが全く役に立たないパンデミックが引き起こされます。又、抗原性の変異だけで無く、コウモリや野鳥から新種のインフルエンザウイルスが発見される事もあり、人から人への感染が危惧されています。
■インフルエンザの薬を調べておこう
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