家族がインフルエンザにかかってしまうと、みるみる内に全員が!なんてこともあります。日頃のうがい手洗いや清潔を心がけましょう。特に小さな子供には注意が必要です。ちゃんと正しい知識で教育をしておきましょう。

2016年07月の記事一覧

世界からインフルエンザが消滅する時は来るのか?

インフルエンザは世界中で見受けられる極めて普遍的なウイルス感染症ですが、しかし人類はこれまでさまざまな感染症と戦い、治療法を確立してきました。
かつて世界中に大打撃を与えた天然痘も人類の懸命な努力の結果ワクチンの開発に成功して根絶に至りましたから、同じようにインフルエンザに対しても完璧なワクチンが作られて根絶出来るのではと思う人も少なくありません。
しかしこれについて、現代の医学における考えは「現状では根絶は不可能だ」というのが最も一般的になっています。
それはどうしてなのかというと、まず大きな理由としてインフルエンザワクチンは極めて変異しやすい性質を持つことが挙げられます。
先に挙げた天然痘はウイルスがほとんど変異しないため、ワクチン開発の際にはその特定のウイルスを破壊するように作れば良いだけでした。
しかし変異しやすいインフルエンザウイルスに対しては一つのタイプを完全に破壊出来るものを作っても、別のタイプが流行すれば対処が出来なくなってしまいます。
加えてインフルエンザは不顕性感染、つまり症状が出ていないにもかかわらず感染が拡大すると言う性質があります。
天然痘の場合は発疹症状が出始めてから感染が広まるため発疹症状が出た患者を隔離して治療して抗体を持たせれば対処ができたのですが、症状が出ていないインフルエンザ患者に対してこの対応をすることはできません。
そのため感染した人を治療してそれ以上の感染拡大を防ぐということもできないのです。
もちろん今後人類が持つ医学技術が格段に進歩すればインフルエンザの根絶が叶う可能性はゼロではありません。
ですがそうした未来がくるのはまだまだ先のことであり、現状では予防接種や感染後の治療といった手立てしか無いのです。

続きを読む